店長日記
梅雨の候、皆様いかがお過しでしょうか。
今年は東北地方は梅雨の前半はほとんど雨が降らず気温も低めでしたが、ここに来て気温も上がり始め、今日からしばらくは雨の日が続くという予報が出ています。今日は朝から暴風警報が出ていて注意が必要です。
6月18日の大阪市を中心とする地震では、4名の尊い命が失われたのをはじめとして、多くの方が被害に遭われたようでした。心からお見舞いを申し上げます。
さて、今山形ではサクランボの出荷がピークを迎え、国道13号線沿いからは可愛い赤い実を着けたサクランボの木が間近に見られ、思わず手を伸ばしたくなります。道の駅や直売所はサクランボを買い求める人でどこも大にぎわいのようです。一方、庄内地方では、地元産のメロンやスイカが出始めてまもなく最盛期を迎えようとしています。山形はこれらの果物を皮切りに、だだちゃ豆、ブドウ、モモ、和梨、庄内柿、リンゴ、ラフランスなどが次々に登場し、美味しい季節が続きます。
さて、当園の田植えは、予定より1週間ほど遅く始まりましたが、昨年のような田植え機の大きなトラブルもなく、5月中に無事事終了することができました。そして、1回目の除草機押しもその直後に行うことができました。今年は苗のできがよく、生育も順調で、我が家より半月ほど早く植えられた稚苗を追い越すほど成長しています。除草機押しの効果はこれから出てきますが、今のところ何とか草の勢いを抑えることができているようです。
これからの蒸し暑い日々、たくさんご飯を食べて、元気にお過ごしください。
さて、湿気の多いこれからの季節はお米の保管が難しくなってきます。開封後は、変質しやすいので、なるべく涼しいところで保管下さるようお願い致します。
(特に、7分5分つきのお米は冷蔵庫での保管をお勧めします。
2018-06-29 10:01:45
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咲いたと思った直後から初夏を思わせるような日が続いたため、開花から一週間ほどで当地の桜は散ってしまいました。足早に通り過ぎて行った桜前線は今どこまで行ったでしょうか。
この暖かさで草花の生育も早く、昨日まで咲いていなかった芝桜が一斉に開き、西洋シャクナゲの蕾が膨らみ、庭のあちらこちらからユリやらシャクヤクやらが芽を出していることに驚いているところです。まるで桜が散ったあとの寂しさを埋めてくれるかのような命の勢いに元気づけられる思いがします。
さて、今年の農作業ですが、天候に恵まれ、いつもより早く作業が進んでおります。
畦の修理(畦ぬり)を先週終え、一部の田んぼでは肥料散布と田起こしが終わりました。そして残りの8割は来週とりかかる予定です。
イネの種まきは3回に分けて行いましたが、1回目の種まきが昨年より5日ほど遅れてしまったにもかかわらず、好天に恵まれたおかげで遅れを取り戻し、今では葉っぱが2枚(2葉期)になりました。この調子で行けば来月中旬には田植えを始められそうです。
一方畑の方は、1ヶ月ほど前に植えつけたトマトが順調に生育していて、花房(実がなる房)が二段目まで咲き始めました。こちらも植え付けが1週間ほど遅れていたのですが、今では昨年並みまで生長しました。本当に太陽の力は大きいと改めて思います。お天道様に感謝です。このまま順調にいけば来月末頃から収穫できそうです。
まずは順調なスタートを切った今年の作業ですが、常に天候の変化に細心の注意を払いながらかわいい稲や野菜たちを大切に育てていきたいと思います。
2018-04-30 20:14:55
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ついこの間までの暑さが一段落し、すがすがしい風が吹き、庭では紫苑が咲き、
ヒガンバナが思い立ったかのように急に茎をのばし始めました。
気がつけばあちらこちらに秋の気配が感じられるようになりました。
今年の台風の勢力が強いばかりでなく、進路も今までにないルートをたどるなど、
その異常さで日本各地に被害をもたらしています。特に岩手県や北海道など
台風の被害をあまり受けてこなかった地域で大きな被害が出たことに、
これまでとは違うという怖さを感じています。
突然被災された方々には心からお見舞いを申し上げたいと思います。
さて、庄内地方では田植え以降の好天のおかげで、平年より3日ほど早い9月13日から稲刈りが始まりました。
しかしここのところの雨で、結局今は平年並みの進み具合に戻ったようです。
そして当園の稲刈りは9月26日には始めるつもりで準備を進めているところです。
今年は除草効果が表れ、雑草をかなり抑えられたため、いつもより茎数が多いように見えるので、収穫が楽しみです。
米を取り巻く情勢の厳しさは変わりませんが、大きな自然災害に遭うことなく収穫を迎えられること自体が幸運なことだと感じております。
今年は、ひとめぼれ、つや姫、コシヒカリ、モチ米の順に刈り取っていく予定で、10月上旬には刈り取りを終えられればと思っています。
2016-09-27 13:45:23
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今年も「塩水選」作業がはじまり、秋の豊作を祈りながらコメづくりがいよいよスタートしました。
最近は、この塩水選をする農家が少なくなってきておりますが
有機栽培には省くことができない重要な作業なのです。
塩の比重を利用して充実した種もみを選びます。
塩水はとても濃く海水程度になり、ちょうど卵が浮かぶくらいにします。
浮かんでくるのは、未熟米、害虫や病気の被害を受けたモミばかりです。
残った充実したモミは種まき後生育がとても良く、茎が太く葉っぱも大きく育っていきます。
そのため、病気や害虫に負けないイネの姿になるのです。
通常栽培では化学肥料を使えば、貧弱なイネでも大きく育ってきますが軟弱に育つため病気にかかりやすくなってきます。
つまり通常栽培では農薬とセットで栽培しなければなりません。農薬を使えば塩水選は不要なのです。
台風や冷夏に遭わないように、そして豊作になりますようにと慎重にコメづくり始めました。

2014-03-15 18:53:51
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今年はいつもの年とは違い、普段雪の少ない西日本や関東地方などが大雪に見舞われ、
大きな被害が出ております。交通の混乱だけでなく、孤立集落の出現や建物・農業施設の
倒壊など、これまで経験したことのない事態に、被害に遭われた方々の大変さは如何ばか
りかと心が痛みます。心からお見舞い申し上げます。
こうした状況の中、日本海側に位置する庄内地方は、例年いなく雪が少なく、庭や畑の除雪
作業もほとんど必要ない状態です。毎日雪かき作業に追われていた去年までとは大違いで、
これで春を迎えて良いのかと逆に不安に思ってしまいます。本当に、地球はどうなってしまっ
たのでしょうか。例年通りの気候ということがもはや当たり前ではなくなり、何がおこってもお
かしくない時代になってしまいました。どんなに農業技術や設備が進歩しても、農業には自然
の力が必要ですので、こればかりは祈るしかありません。
今年のストーブリーグは終盤に入りましたが、九州、宮城県栗原市、相模原市などへの視察
や、特別栽培農産物証認やつや姫の栽培、そして有機JAS認証の研修会に出かけるなど、
充実したものとなりました。この研修や視察で得た情報をどんな形で今年の経営に生かして
いけるかが課題となると思います。
今年もビニールハウスではメロン、トマトのほか春野菜の種まきが始まりました。外は寒くて
もハウスの中は日中20℃以上になり、ここだけは一足早く春が来ています。今年は雪が少
ないこともあり、春作業がいつになく順調に進んでいます。一粒一粒、順調に育つことを祈り
ながら種をまきました。これから、鉢の土詰めなどの作業が本格的になってきます。
一方、3月に入ると米作りがスタートします。まずは良い種を選ぶ「塩水選」を上旬に行う予定
です。今年は、去年の反省を踏まえ、早め早めの作業を心がけ、想定外の事態に備えられる
ようにしたいと思います。・とにかく、今年の農作業が何とか順調に進められればと願っています。
2014-02-24 09:15:10
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今年の新米が販売開始して1ヶ月になりました。
今年も、たくさんの方々から新米のご感想をいただきましたので
そのいくつかを紹介させていただきます。
**********************************
・新米は、いい香りと甘さそしてねっとりとしていて、毎日幸せを感じております。(東京都 I様)
・今年の新米も大変美味しかったです。玄米で炊いても粘りがあって甘く、
これが新米の醍醐味だなぁと笑顔ほころびました。その影には、随分とご苦労があって
自分の身体を騙しながら作業を続けてこられたことと思います。
本当に感謝です。大切に食べます。(岩手県 S様)
・瑞々しい佐藤さんの強い思いの込もった「塩おにぎり」を感謝しながらいただきました。
本当に美味しいです。一年間ご苦労様でした。(山形県 I様)
・新米はやはり香りがいいですね。(東京都 M様)
・待望の新米!かみしめて味わいました。とても美味しかったです。(埼玉県 M様)
******************************
今年もいろいろなご感想をお寄せ頂きありがとうございました。
皆様に喜んでいただけることで、一年間の私なりの努力が報われる想いです。
これからも、お客様との確かなつながりを感じながら、大切な方々に喜んで
いただけるよう米づくりに励みたいと思っております。
2013-11-23 16:19:29
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10月中旬、稲刈りが終わりました。
今年は夏の猛暑の影響で米の品質低下が心配されましたが、
例年通り「かおり」「つや」そして「ねばり」がしっかりとした米に仕上がりました。
今年も恒例の「塩おにぎり」で試食しましたが、
炊き上がったときの香ばしい香り、
口に含んだ時のやさしい甘さ、そして瑞々しさ
とまさに新米の味わいがありました。
今年も除草の最中に腰を痛めて寝込んでしまい、
雑草との闘いに破れてしまうなど、
思うように行かない点が多々ありましたが、
なんとかここまで来れたという喜びと、
たくさんの方々や自然への感謝をかみ締めました。
このところの異常気象のもとで、
例年通り収穫できることはとても有難いことだと感じております。
2013-11-07 13:09:15
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今年もいよいよ米づくりがスタートしました。
先ず、最初の作業は「塩水選」です。
塩水の比重を利用し、未熟米や病害虫の被害米などは軽いため浮いてくるのをザルですくって取り除きます。
品種によって種モミの大きさや重さが違ってくるので、塩を加えたり水で薄めて調整しながら作業します。
「農作物は親に似る」といわれ、いい作物の種からいいものが採れるといわれています。
品種改良の場合も、たくさんの中からいい生育をしたものや、おいしいものの種を選び続けて新しい品種が誕生します。
そのため、昔からこの「塩水選」は秋の作柄に大きく影響を与える大切な作業と言われています。
今年は、病害虫の被害がないように!おいしいお米になるように!できればたくさん採れるように!・・・・

2013-03-14 14:58:19
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立春を過ぎても冬将軍が居座り、毎日のように吹雪く日が続いています。
今日も、最高気温がマイナス1度と、例年以上の寒い冬を実感しています。
この寒さの中、隣の集落では、映画「おしん」の撮影が始まりました。おしん役の子は九州出身だというこ
とですが、雪の中での撮影はどんなにつらいことでしょう。仕事とは言え気の毒に思ってしまいます。
それにしてもこれほど春の訪れを待ち遠しく思うのも、これまでなかったかも知れません。
3年連続の大雪で、日本各地で雪による被害が起きています。
5メートル以上の積雪が観測された地方もあるとのこと、住民の方々は、本当に大変な思いをなさっていることと思います。
また、関東地方にフッタ雪が都市機能に大きな混乱をもたらしている様子も大きく報じられました。いつもは降らないところに大量の雪が降るというころもまた大変なことだと思いました。
ここ庄内地方も、田畑はいまだに深い雪に覆われ、春作業の遅れが心配になってきました。
今日も一日に何回も雪かきをしなければならず、その時間を春の農作業にに当てられたらと思わずにはいられません。早く温かくなって欲しいと願う今日この頃です。
とはいえ、ビニールハウスでは、メロン・トマトのほか春野菜の種まきが始まりました。
外は吹雪いていてもハウスの中は日中20℃くらいまで上がり、ここだけは一足早く春が来ています。
今年こそ順調に育つことを祈りながら一粒一粒種をまきました。
これから、鉢の土詰めなど畑の作業が本格的になってきます。
一方、3月に入ると米づくりがスタートします。
まずは良い種籾を選ぶ「塩水選」を上旬に行なう予定です。
今年は、去年の反背を踏まえ、早め早めの作業を心がけ、想定外の事態に備えられるようにしたいと思います。
とにかく、今年の農作業が何とか順調に進められればと願っています。
種を播いて1週間ほどで芽が出揃いました。
2013-02-23 09:37:02
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今年の野菜種まきがいよいよ始まりました。
先週末から続いた暴風雪で、外は真冬に戻ってしまいましたが
ビニールハウスの中では、春作業がついにはじまりました。
日中は20℃もあり、すっかり春の陽気です。
今日まいたのは、トマト4種類・パプリカ・3種類のナス・ズッキーニ・かぼちゃです。

この写真は、ミニトマト。
天候が順調だと今日から3ヵ月後(5月中旬)頃から収穫が始まります。
ことしこそ順調に育つようにと、祈りながら一粒一粒播きました。
2013-02-13 09:20:58
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